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ドイツワインケナークラブ解散と「ドイツワイン愛好会」発足のお知らせ

2018/04/09

ドイツワインケナークラブ会員の皆さんにおかれましては、2018年の新しい年を迎えられ、ドイツワインに親しむ機会を楽しまれ、さらにドイツワインの魅力を多くの方々に伝えていく活動に意欲をお持ちになっておられることと存じます。

ドイツワインケナー呼称資格制度が2003年に創設された後、2009年に資格保持者同士の交流を行う組織としてドイツワインケナークラブが発足いたしました。このケナークラブは、国内においてドイツワイン愛好家を増やすために、ドイツワイン会やドイツワインピクニックを開催し、会員同士の交流に留まらず一般の方にも参加を呼びかけてきました。それと同時に、ドイツワインの普及とケナー資格保持者を増やすために開催されている試験対策講座を始め、新しい潮流を知るためのドイツワインセミナーを開催し、ドイツの葡萄畑と醸造所を見学するドイツワインツアーなど積極的な活動を行ってまいりました。

しかしながら、毎年新たに100名以上の資格保持者が誕生する中で、会員数は100名前後とほぼ増加することなく推移し、新たに加入する会員もワイン会、試験対策講座、受験料の割引を念頭に置いた入会が殆どであり、約3割の固定会員を除いて、毎年残りの約7割が入れ替わっているのが現状です。このため、せっかくのケナークラブの活動も会員相互の交流に大きく役立っていないこと、ドイツワイン愛好家の拡大に資していないこと、会員割引によるケナー試験や対策講座への参加者の増加は見込まれるものの、割引価格による二重価格設定が事務作業を繁雑化してしまっていること、会員の絶対数の増加が見込めないことから、当初計画していたドイツワイン愛好家を増やすためのよりよい活動には繋がっていないことなど、多くの問題点を抱えるに至っております。こうした状況を改善すべく色々な方策を考えましたが、現状のままの形でのドイツワインケナークラブの運営は当初目的に照らしてもその意義が薄れており、維持していくことが困難となっております。

そこで日本ドイツワイン協会連合会内の組織としてのドイツワインケナークラブは、2018年3月31日をもって解散し、これに伴い、爾来発行してきました会報誌『Vitis Teutonica』も次号合併号をもってやむなく休刊することと致しました。この決定は、当連合会にとりましても、苦渋の選択ではありますが、上記の事情をご推察いただくと共に、何卒ご理解を賜りますようにお願い申し上げます。ここに、これまでの皆さまより頂きました温かいご支援に感謝申し上げます。

このドイツワインケナークラブ解散は、これまで実施してきました活動を休止するわけではありません。現ケナークラブ会員を主体に20歳以上の一般の誰もが参加できる会として、当連合会の連携組織として「ドイツワイン愛好会」を新たに設立致します。この「ドイツワイン愛好会」は、本来の趣旨であるケナー資格者の自由なドイツワインの知見向上や相互交流のために活動ができる組織として発足させるもので、ケナー資格保持者の受け皿として、また、その活動母体としていくことを目的としております。これにより、今後のドイツワイン会やドイツワインピクニックは、従来の当連合会の内の組織であったケナークラブとしての活動ではなく、当連合会の連携組織として「ドイツワイン愛好会」の活動となります。

 これから「ドイツワイン愛好会」は、連携組織としての当連合会のつながりを維持していくために、会長には、当連合会の副会長にお願いすることに致しますが、活動計画や運営については、「ドイツワイン愛好会」の会員が中心となり、自主的に活動計画を策定し、これを実施していくことを念頭においております。また、独自の年会費は徴収せず、行事の都度必要な会費を集める方式に変更いたします。「ドイツワイン愛好会」の活動計画、経理状況については、連合会に対し、年1~2回の報告を行う以外は、自由に活動を実施し、運営をお願いするものです。ドイツワイン愛好会の活動予定や行事への参加者の募集については、連合会HPに紹介すると共に、独自にメンバー同士のメールでのやりとり等を中心として、必要な案内や募集を行って頂きます。また、会報誌『Vitis Teutonica』に掲載してきような記事内容は、連合会のHPをさらに充実していく中で、取り入れていく予定です。

さらに、会員の特典であります連合会事業への参加費割引については、ドイツワインケナークラブ自体が3月31日をもって解散したため、4月28日の「ドイツワインの日ワイン会」の参加費のみ、現在のケナークラブ会員は特例として割引価格を適用いたします。しかし、4月以降の対策講座、ケナー試験の受験料や認定式などの会費は全て一般の方と同一会費となります。なお、納めていただいた年会費は年2回の会報で使い切りますので、返金はありません。何卒ご了承の程、宜しくお願いいたします。

以上、ケナークラブ解散と「ドイツワイン愛好会」発足についてお知らせすると共に、皆様の長年にわたるご愛顧に心から感謝申し上げます。今後とも皆様が益々ドイツワイン普及のために活動されますよう、お祈り申し上げます。
略儀ながら書面をもちましてご挨拶申し上げます。

平成30年4月1日               ドイツワインケナークラブ会長  三木 達也